臼杵磨崖仏は、大分県臼杵市深田にある4群60余体の磨崖仏で臼杵石仏の名で知られている。1952年国の特別史跡に指定され、1995年には国宝に指定された(指定対象は59躯)。磨崖仏としては日本最初、彫刻としては九州初の国宝指定である。石仏造営の時期や事情を証する史料は残っていないが、臼杵市観光協会は民話「真名野長者伝説(炭焼き小五郎伝説)」による-長者が亡くなった娘の菩提を弔う為に彫らせた-との説に基づいた観光アピールを行っている。 大日如来は、密教に於いて宇宙そのものと一体とされる汎神論的な如来(法身仏)の一尊。その光明が遍く照らすところから遍照、または大日という。 |